SEO
BtoB製造業のSEO基礎 — 「社名検索」から「加工名×地域」検索へ
「SEO対策をしたい」というご相談をよくいただきますが、製造業のSEOは一般的なWebマーケティングの教科書とはかなり勝手が違います。
製造業の検索は「少ないが濃い」
「精密板金 大阪」の月間検索数はせいぜい数十回です。ECサイトの感覚では「やる意味がない」数字ですが、この検索をしているのは発注先を探している調達担当者です。1件の受注が数百万円になることを考えれば、月に数回の検索でも十分に価値があります。
狙うべきキーワードの型
当社の実績上、問い合わせにつながりやすいのは次の3パターンです。
1. 加工名 × 地域
「マシニング加工 東大阪」「アルマイト処理 大阪」など。地域で外注先を探す文化が残る製造業では、今も有効なキーワードです。
2. 材質 × 加工名
「SUS304 ヘアライン仕上げ」「チタン 切削加工」など。特殊な材質への対応力で探されるパターンです。対応可能な材質を明記したページを作ることが対策になります。
3. 設備型式 × 外注
前回の記事でも触れましたが、「(設備の型式)外注」という検索は発注意欲が非常に高い検索です。
コンテンツはどこに書くか
これらのキーワードに対応するのは、広告的なランディングページではなく加工事例と設備一覧です。つまり製造業のSEOは、サイトの本来のコンテンツを正しい粒度で書くことがそのまま対策になります。小手先のテクニックより、事例1本の追加のほうが効きます。
効果測定は「問い合わせの質」で
アクセス数だけを追うと判断を誤ります。月間300セッションでも、そのうち3件が図面付きの見積依頼なら大成功です。Google Search Console で「どんな検索語で表示されているか」を月1回確認する習慣をつけることをおすすめします。
まとめ
- 検索数の小ささを恐れない(1件の価値が大きい)
- 「加工名×地域」「材質×加工名」「設備型式」を事例と設備ページでカバーする
- 効果はアクセス数ではなく問い合わせの質で測る